Home » 12.書籍 » 書籍『西行 捨てて生きる』

【死生観・スピリチュアルケア・グリーフケア・わたしを生きる】

書籍『西行 捨てて生きる』

神戸元町にある古本屋にて、ふと目に止まった一冊。

別冊太陽『西行』

表紙の『西行』の副題である「捨てて生きる」という言葉と、少しページをめくると入ってきた「高野山にも入っていた」ということに興味を持ち、購入することにしました。

ほぼというか、これまで全く関心を持ってこなかった「西行」。

「百人一首に西行法師が入っていたなぁ」

「武士から出家したんだっけ?」

「放浪の旅をしながら多くの歌を詠んだのだったかな?」・・・くらいの乏しい私の知識の欠片。

〜『なげけとて 月やは物を 思はする かこち顔なる わが涙かな』(百人一首 第八六番 西行法師)〜

さて、

西行は何を「捨てた」のだろうか。

本を走り読みしてみた。

時は平安、1118年の生まれの西行、元の名は佐藤義清(さとうのりきよ)。

貴族社会においての身分はさほど高くないものの、様々なことに秀でた才の持ち主で、武士であった。

妻子があったようですが、23歳で出家し、ひとりで生きる道を選ぶ。

吉野山や陸奥、出羽、瀬戸内や讃岐(四国では弘法大師の足跡をたどって四国巡礼の旅。善通寺では庵を結びしばらく滞在)、高野山など、などさまざまな地で草庵を結び、和歌を詠んだといいます。

最後は、73歳で河内(大阪)で没する。

・・・

まるで「諸行無常」(世のすべてのものは移り変わり、生まれては消滅し、永遠に変わらないものはない) を体現してきたかのような人だ。

様々な労苦はあったでしょうが、それもまた、歌の素(味の素みたいだ😆)になっていたのだろうし、何よりも、印象は軽やかだ。

持たず、とらわれず、縛られず・・・

どれだけの内観をしながら、自分と向き合いながら、歩いてきたのだろうか。

この本の裏表紙の絵がいい。

別冊太陽『西行』裏表紙

“Feeling Good” な西行法師。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です