こんにちは。庵主 彩晋です。いかがお過ごしですか?
「トラキチ」とは、阪神タイガースの大ファンの人の愛称のこと。

阪神タイガースのテーマソングといえば、『六甲おろし』です!
お葬式で、故人が阪神タイガースの大ファンだった場合、時々、『六甲おろし』の曲を流してほしい・・・と、ご家族からリクエストされる場合があります。
これまでの多くの場合、葬儀で式場から宗教者が退席した後、お柩にお花を入れてお別れする場面で『六甲おろし』の曲を流すことが多かったです。
時に、家族親族全員で、合唱したこともありました。
ご家族が用意した、歌詞カードと音源。
故人は80代の男性で、当然、阪神タイガースの大ファン。
テレビで野球観戦はもちろん、年に5,6回は、甲子園球場に足を運んでいたほどでしたので、故人がタイガースファンであるのは、親戚の皆さんもご存じ。
「葬式では『六甲おろし』をかけてほしい」とは、故人の生前からのご希望。
お通夜が終わり、故人の拝顔(柩の中の故人のお顔を見る)のあと、家族親族は、一旦席に戻ります。
『六甲おろし』の歌詞カードを配り、「故人様に、どうぞ『六甲おろし』の合唱をお届けください」との司会のアナウンス。そして、音源を大きな音で流し、手拍子と共に、子どもも大人も大合唱。皆さんが、一体になって故人に思いを届けておられました。
「葬儀の場は、厳かにするべきだ」と思う人もいるでしょうし、会館による制約もあるでしょう。
ですが、故人や家族が希望していることを、その枠の中でできる、精いっぱいのことを、叶えてもいいのではないかと思うのです。
お葬式は誰の為に、何のためにあるのか?
もちろん、故人のご冥福のためでありますが、同時に、後に残る家族や身近な人たちのためでもあります。いずれの宗教や宗派であっても、または無宗教という形のであっても、「葬儀」は故人とのお別れの、目に見える区切りの場にもなります。
(気持ちは、すぐには区切りはつきませんが・・・)
故人の生前からの願いや家族の意向が、限られた時間と枠の中でも、最大に叶えられる葬儀であってほしいものです。

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